UH青葉山アドバイザーブログ

ユニバーシティハウス青葉山のアドバイザーが、ユニバの生活やイベントについてお伝えするブログです

コロナ禍でUH青葉山に住むということ

 UH青葉山に住んでいる僕たちは,COVID-19と向き合う社会の中で,色んな学生と共同生活をしながら大学生活を送っています.このコロナ禍において,僕がUHで暮らすことに見出している意義について少し話したいと思います.

 

 UH青葉山アドバイザーのK.H.です.僕は大学院生で,交換留学に行っていた期間を除いて,学部入学時からずっとユニバーシティ・ハウス(UH)に暮らしています.入居期間は合計4年になり,UHでの生活にも随分馴染んでいるつもりです.

 しかし,2020年になり,COVID-19の感染拡大を受け社会が大きく変化したように,僕たちが暮らすUHでの生活も以前とは大きく変わりました.UH内の交流施設の利用が停止されたり,例年開催していた新入生の歓迎パーティーが中止されるなど,さまざまな感染拡大防止策がとられています.また最大8人での共同生活をしているユニット内でも,こまめな手洗いや消毒・マスクはもちろんのこと,ユニット内でのパーティーは自粛し,毎日の食事の時間や場所を分けるようにしています.現在は,対策を取った上で一部UHの施設等の利用が再開されていますが,それでも例年とは異なる生活を送っています.感染拡大による緊張感がピークだった今年の春ごろには僕自身,家族から大いに心配をされました.

 では,一人で下宿するのではなく,UHに住む意味とはなんでしょうか.ネットを見るとUHの共同生活について「悪い評判」が色々載っていたと新入生から聞いたこともあります.ただキャンパスに近くて,景色が綺麗で,家賃が安くて,家具がついているから住んでいるだけで,共同生活のいい点などないのでしょうか.

 僕は,共同生活だからこそ,このコロナ禍で住んでいてよかったなと思っています.体調や感染防止に注意を払う必要があることはもちろんです.しかし,毎日ずっと部屋にこもりっきりでオンライン授業を受け,大量の課題を黙々とこなしていた今年の春夏には,見知った仲間と暮らしているという環境にずいぶん気持ちが助けられました.実家からも大学からも友人からも「距離」を置かなければならず,孤独と隣り合わせだった状況の中で,共同生活は僕の心にとってとてもありがたいものでした.

 今年僕のユニットには新しく新入生が2人入居してくれました.2人ともに入居時には,「オンライン授業の関係で友達がいない」と寂しそうに言っていましたが,先日お互いのことを「親友」と言っているのを耳にしました.

 

 ユニバーシティ・ハウスという暮らしの良さを皆さんが少しでも感じていただけたら幸いです.長文にお付き合いいただきありがとうございました.